「運動前のストレッチは危険」を鵜呑みにしてはいけません!
最近、Twitterで
「運動前のストレッチは体に悪い」
「ストレッチはもう古い」
という話が出ていました。
3〜4年前にちょっと話題になった本が元になっているんだと思うんですが、
「じゃあ、運動前のストレッチはやめよ」となると、
それこそ危険なので、ここにすこし解説を書いておきます。
(*運動も医学も常識がどんどん変わっていくので、
これから書くことが古くなったときも勘弁してくださいね。)
そもそもなんでこういう話が出てきたかというと
「運動前に筋肉をじっくり限界までのばすような静的ストレッチは筋肉の強度や瞬発力は低下させる」
という研究結果が数多く報告され、
↓
実際に運動パフォーマンスも実験では低下する
↓
よって、静的ストレッチは古い
↓
対して、動的ストレッチはパフォーマンスを低下させない
(という実験結果がでている)
という話と、
体が温まっていないうちにムリなストレッチをして、筋肉や腱を痛めてしまった
という二つが結びついて
「運動前のストレッチは体に悪い」
という話が流布して行ったように思われます。
(これくらいのことはちょっと調べればわかるんですが)
本当に静的ストレッチはよくないのか?
動的ストレッチならばいい?
そもそもストレッチは必要なの?
という話になると、個々人の運動習慣や目的、ストレッチの強度・秒数などで結果が全く変わってくるようです。
試験管の中のような実験とアスリートの現場は違う
とりあえず
毎日トレーニングしているアスリートはともかく、週一しか運動しない一般人はストレッチすべし!
ではないかと思います。
次は各ストレッチについてもう少しつっこんでお話します。