杏仁豆腐は風邪にきく薬膳デザート

肌の乾燥が気になる季節。風邪や、便秘でお肌があれている人などに
おすすめなのが杏仁豆腐。美肌のためのポイントを2つ、
肺がしっかり働くこと、そして腸がうるおっていること。
これら働きをサポートしてくれるのが杏仁。

つまり杏仁豆腐は美肌スイーツなのです。


☜自家製杏仁豆腐。上に載っているのはクコの実。

その効果をすこし専門的に書いていくと・・・



杏仁はアンズの種の核。

南仁は大粒で甘みがあり料理に用いられます。

北仁は苦みが強く、肺に効く漢方薬。古くから咳止め、
鎮痛、解熱、消化促進に使われます。中国医学では美しい肌は
肺と関係していると考えています。つまり杏仁は美肌にも効果的。
腸を潤す効果もあるので乾燥性の便秘にもよい。





北仁の主成分は青梅などにも含まれるアミグダリン(ビタミンB17)。
様々な薬効のもとなのですが、大量に服用すると中毒症状(軽症では
ふらつきや嘔吐)がでる成分です。
杏仁豆腐で食べられる量ならば、基本的に問題なしと考えていいと
思います。中毒がでるような量が入っていれば苦くて食べられないのでは
ないかと・・。じゃあ、バケツいっぱい食べたらどうかって?
そんなヤツおらんやろ。ま、常識の範囲内でね。
ちなみに加熱によって無毒化するという実験結果がでているようです。

ちなみに私は香りのためと薬効もよくばりたいので
南仁:北仁 4〜5:1ぐらいで作っています。
この前は風邪をひきそうだったので、一日で丼いっぱい
食べました。
おいしかったです。